従来の建築工事では、足場を組むためのスペースを確保する必要があります。よって、間口が狭く奥行のある土地では、この足場スペースが貴重な建築面積を奪い、収益性を低下させる要因となっていました。
うなぎの寝床のような細長い狭小地の資産価値を最大化するには、「無足場工法」が効果的です。
以下、詳しく解説します。
無足場工法とは?

近年、建築業界で注目を集めている「無足場工法」。「無足場工法」とは、足場を必要としない施工方法です。その代わりに、ロープアクセスやゴンドラなどを使って高所作業を行います。
隣接する建物との距離を限界まで近づけた設計が可能なため、間口が狭く、細長い土地での利回り向上に有効です。
土地が狭くなりがちな都市部で、土地を最大限に活用したい方におすすめの工法です。
狭小地における「無足場工法」のメリット
無足場工法を設計に取り入れると、以下のようなメリットがあります。
1.ウナギの寝床のような土地の有効活用
建築物を建築するためには、建築基準法で定められた幅員を持つ道路に2メートル以上接している必要があります。これを「接道義務」といいます。
この接道義務により、すべてを道路に面するようにすると、間口が狭く縦に長い土地になってしまいます。
住宅が密集する都心部で売られている土地の多くが、以下の図のような奥に細い土地となっているのです。

無足場工法は、足場が不要なため、土地の形状を問わず、最大限に建築面積を確保できます。
これにより、高利回りの設計が可能になります。
2. 工事費(コスト)の削減
また、足場費用が不要になることで大幅なコスト削減が期待できます。足場の解体費用も不要になるため、従来よりも大幅なコストダウンが可能です。
3. 工期短縮による早期利回り
足場設置の手間が省けるため、工期を大幅に短縮できます。空室期間を最小限に抑え、早期に賃貸収入を得られることは、投資家にとって大きなメリットとなるでしょう。
ただし、高度な技術と経験が必要

無足場工法は土地の資産価値を高める効果がありますが、設計・建築に取り入れるには高度な技術と経験が必要です。
そのため、無足場工法の実績が豊富で、技術とノウハウを持っている業者を選ぶことが重要です。
狭小地の投資効率を上げたい方は無足場工法での設計ができるクリアデザインへ
無足場工法は、狭小地における建築の可能性を大きく広げ、資産価値の向上に貢献します。特に、都市部で限られた土地を有効活用したいとお考えのオーナー様にとっては、検討しておきたい選択肢でしょう。
東京都渋谷区を拠点にしたクリアデザインは、都心部に多い“細長い土地”や“狭小地”の建築設計に経験と実績のある設計事務所です。
足場を使わない工法での施工実績も多数ございます。
このような方はぜひ、クリアデザインへご相談ください。
- 都心部の狭小地や細長い土地に「収益性の高い投資用物件」を建てたいと考えている方
- 無足場工法に興味はあるが、設計できる建築事務所が見つからず困っている方
- 以前他社に相談したが「その土地では難しい」と言われてしまった方
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オーナー様の土地の条件に最適な工法をご提案いたします。
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